Article-03 NINJA & WADAIKO ON YAKATAFUNE - GOKIKAI - wadaiko

屋形船でのイベント

以前イベントでご一緒した、殺陣師としてもご活躍中の俳優の氏原祐介さんよりご縁をつないでいただき、屋形船を使用したイベントに太鼓奏者として代表の荻原が参加させていただきましたので、ご紹介いたします。


2021.9.11.@日本橋(常磐橋付近)

今回のイベントは、都心をめぐる屋形船ツアーのアトラクションひとつとして、
「日本」「江戸」を、忍者ショーと、和火(わび:昔ながらの手持ち花火)で見て楽しんでいただくもの。
歴史と情緒ある江戸城壁が残る日本橋川の常磐橋付近(澁澤栄一像のある辺りですね)という、風流な場所での開催に、心が踊ります。

 

ところでみなさんは「屋形船」って乗ったことがありますか?

 

この記事を書いている私は未経験なので、どのくらいの大きさの船で、どのくらい揺れるんだろう?と思っていました。 イベント前の事前打ち合わせでは、実際に乗船させていただく機会がありました。日曜の夜、寝静まったオフィス街の日本橋をスタートに、現場である「常磐橋」付近へ屋形船(座席を取り外してステージ用にしたもの)に乗って現地へ。

 

イベント本番は、3つの船で構成されました。

 ・ご観覧いただくお客様の船
 ・和火用の船
 ・アトラクション用の船 → 私たちはコレ!

 

船の位置、照明の位置や雰囲気、忍者さんの動き、和太鼓の位置やタイミングなどについてを打ち合わせ、実際に和太鼓も打っちゃいました!場所をなんとなくご存知の方はお分かりになるかもしれませんが、都心の超ど真ん中で、周りは高層ビル群に囲まれ、頭上には首都高速道路が走っているという立地のため、屋外ではありますが、和太鼓の音が想像以上に響きます。 日曜夜の閑散とした中に響き渡る太鼓の音色に、どこからか人々が湧いてきて、拍手をいただいたりして。ちょっとだけ照れ臭かったです。笑

 

 

 

そして、心配していた船の揺れなどですが、海のように大波がどんぶらこ〜どんぶらこ〜とあるわけではないので、実際ほとんど気になりませんでした(もちろん、別の船が通過すれば多少の揺れはありますが、ほぼ通過はなかったです)

 

さて、演者のみなさんとの顔合わせは当日!
都内某所にて午前中よりリハーサル。忍者の動き、それに合わせて演奏する太鼓の確認を。

 

 

午後は早くも本番準備のため船着場に移動。
昼間の明るいうちから乗船して現地へ。

 

 

現地でのセッティングや確認をして、いざ本番〜!

 

 

 

 

本番の時間は当初「和火」も楽しんでいただくため夜時間を想定しておりましたが、潮位の関係で(海と同様に川も潮位が変わるのです!)橋の下が通過できなくなってしまうため、ツアー時間が少し早くなり、やや明るさのある夕方時間での開催となりました。さすがに打ち合わせの時とは異なって、時間も早くてまだ明るいうちなので、通行人も多数! 日本橋川にはたくさんの橋がかかっていますが、橋の上からも見物の方々が多く、立ち止まらない様、交通整理をしながらのイベントとなりました。

 

 

限られた時間の中での調整、そして本番は想像以上に大変ではありました。
しかしそれを忘れるほどのとてもやりがいのある、印象深いイベントとなりました。
参加をさせていただきまして、ありがとうございました。
お声がけくださった、氏原さん、ぜひまた次回もどうぞよろしくお願いいたします。